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目立たない矯正

装置が見えにくい舌側からの矯正

インコグニート

矯正歯科治療を始めたいとお考えの患者様から「歯並びはきれいにしたいけど、装置が付くのが嫌で迷っています。」というご相談を受けることがよくあります。
矯正歯科がまだ一般的ではない日本においては、歯の表側に銀色の装置(ブラケット)がついて“見た目が悪い”とお感じになるのはごく当たり前のことなのですが、装置が見えることが理由で矯正治療を断念されてしまうのは、非常にもったいないことだと思います。

そこで当院では、矯正治療中の患者様のストレスを少しでも軽減できるように、歯の表側に付けても目立たない白いセラミックの装置歯の表側からは見えにくい舌側矯正装置もお選びいただけるようにしております。

舌側矯正装置は、歯の舌側に取り付けますので表側からはほとんど目立ちません。当院で使用している舌側矯正装置はカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)という完全オーダーメイドの装置で、お口の中での違和感が軽減されるなど、従来の舌側装置よりも優れた点を多く持っています。

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カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)

オーダーメイドの舌側治療インコグニート

カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート"incognito")とはドイツで考案された新しい舌側矯正システムです。CAD/CAMを利用して患者様お一人おひとりの歯にぴったりと合わせた設計をおこない、ブラケットとワイヤーの全てをオーダーメイドでお作りするという特徴があります。

当装置の特徴・メリット

当装置は、従来の舌側矯正歯科の欠点を改善するために開発されたシステムです。

インコグニートのブラケット

まず患者さんの歯型模型をコンピューターで解析して歯の舌側にぴったりと合うブラケットを作り、歯を動かす力が最も効果的に伝わる位置に正確にブラケットを配置します。そしてCAD/CAMシステムで治療の段階ごとに精密に曲げたワイヤーをブラケットに装着し、正確に歯を動かして行きます。(ワイヤーは段階ごとに交換します。)

顎口腔機能の解析装置(ヘッドギア部分)

患者様の歯に合わせて装置をひとつひとつお作りするため、印象(歯型)採取から治療開始まで1ヵ月程度のお時間を頂戴することになりますが、オーダーメイドならではのメリットが多くあります。

表から装置が見えにくいです

歯の舌側に装着しますので、表側から矯正装置がほとんど見えません。歯の舌側にぴったりと沿っていますので、通常の舌側装置よりも目立ちません。

違和感・発音障害が軽減されます

歯の舌側にフィットするブラケットをオーダーメイドしますので、ブラケットの厚みを極力薄くすることができます。舌側装置は舌に装置が当たることで違和感を強く感じたり、しゃべりにくくなったりするという欠点が改善されました。

調整時間が短縮されます

歯の舌側の複雑な形にぴったりとフィットしたブラケットと、人の手では不可能なレベルまで正確に屈曲されたワイヤーによって歯を動かす力が効果的に働き、ロスをなくして治療期間を効率よく進めることができるようになりました。また、患者さんのお口の中での調節時間も短縮されますので、患者さんの精神的な負担が軽減されます。

金属アレルギーが軽減されます

当装置は金合金で作られています。従来の舌側矯正装置も金属アレルギーを起こしにくい金属でできていますが、当装置は更に金属アレルギーのリスクが軽減されました。

虫歯リスクが軽減されます

歯の舌側はだ液が多いので、元々表側よりも虫歯になりにくいというメリットがあります。更に新しい舌側装置は歯を覆う面積が広いため、歯に汚れがつきにくくなります。

当装置のデメリット

装置製作のための時間がかかります

当装置は、全てドイツで作製されます。そのため、歯型をお取りしてから装置を取り付けるまでに1ヵ月程度お時間がかかってしまうことをご了承ください。

費用がかかります

オーダーメイドで精密な装置とワイヤーをお作りしますので、装置自体の費用が従来の矯正装置よりも高くなります(1,320,000円〜1,540,000円/税込)。毎月の調節費につきましては、当矯正歯科では一般の矯正治療と同額にておこなっています。

当装置の詳細情報

治療期間
矯正:2年〜3年 保定:2年〜3年
総額の目安(自費)
1,320,000円〜1,540,000円/税込
通院回数
矯正:月1回 保定:年2〜4回
副作用・リスク
装置装着後、舌に違和感を感じる場合があります。
矯正装置を装着するため、痛みや圧迫感があり、ストレスとなる場合があります。
歯並びを整え、咬み合わせを改善するために、やむを得ず健康な歯を抜くことがあります。
歯を動かすことにより歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
治療中は、装置が付いているため歯磨きしにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
保定装置を適切に使用しない場合、後戻りすることがあります。
外科矯正の場合は、外科手術が必要になりますので、術後しばらくは口が開けづらい、食事がしにくい等、回復に時間を要します。
  • 当装置は、国内において完成物薬機法対象外の未承認矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
  • 当装置は3M社の製品の商標です。3M社から入手しています。
  • 国内で承認されている矯正装置(クリッピーL)があります。
  • 現在ヨーロッパではシェア60%を超えており、世界60か国で採用されています。(2018年)

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